利用者の声

2022.03.15

東京のタカアキラくん(当時中学2年生)


▼アキラくんのお父様からのメッセージ(原文ママ)

大川様
お世話になります。
長文になりますが、お礼の言葉をお送り致します。


1. 子供の状態
2019年に公立中学の二年生になり、兄が買ったゲーム機(プレイステーション4)でやるようになった「フォートナイト」というゲームにはまり始めました。
ゲームをやり過ぎるので、時間制限などのルールをつくりましたがなかなか守れず、私がゲーム機を没収すると暴れて、家の中をグチャグチャにするようになりました。例えば、扇風機を階段から突き落としたり、大切な書籍を破り捨てたり、益々ひどくなっていきました。そして、度々不登校になっていきました。
「学校に行くからゲーム機を返して。」とか「学校に行くからゲームマシン(PC)を買わせて。」と家内に頼み、家内は暴れてほしくないので、「お父さんにお願いしてあげる。」と約束してしまうことが続くようになりました。私も家内から言われれば、折れて返してやるようにしていました。しかし、学校には1日行っても、またすぐに不登校になりました。
今思うと、子供にとって家内は、私が決めたルールを守らずに済むようにできる「免罪符」であり、身の回りのことを何でもやってくれる「メイド」のような存在になってしまったのだと思います。
ついに子供は完全に不登校になり、プロのゲーマーになって生きていくことが、自分の唯一の希望だと言うようになっていました。


2. きっかけ

とうとう家内自身が現状に限界を感じ、公立中学でなくても良いから全寮制で面倒を診てくれるようなフリースクールに行かせたいと思うようになり、立地は東京から離れている九州地方で探し始めました。
そんな折、SNSで子育ての相談をしていた方から、種子島で子育て活動をしている大川さんの存在を教えて頂きました。藁にもすがる思いで、大川さんのところに子供を送り込む方法を考えました。丁度、また暴れてしまったため、「お母さんから頼まれても、もう絶対に返さないよ。」と言って、私がゲーム機(PC)を没収したところでした。
家内が子供に、「ゲーム機はもう返してもらえないと思うし学校にも行かないなら、気分転換に1週間だけ種子島に遊びに行ったら?」とウソを言って、子供をひとりで飛行機に乗せ、大川さんのところに向かわせました。2019年6月初旬のことでした。
それから年末年始の一時帰省を除き、2020年3月までずっと大川さんに預かって頂きました。


3. 種子島での生活改善とその環境

種子島では、ゲームやスマホは一切無い状態でした。
大川さんのところに、丁度、一学年上のお子さんがいて、長距離の陸上選手として頑張っていました。その影響もあって、子供も一緒に陸上クラブに通うようになり、走ることが新しい楽しみになりました。陸上クラブの先生方や仲間もとてもよくして下さいました。また、子供が通った南種子中学の同級生や先生方にもとても感謝しています。
子供にとって、種子島でできた同級生や陸上クラブの新しいお友だちには、とても新鮮な驚きと感動があったようです。東京でのお友だちとは違い、「心がそのままむき出しになっている」印象だったのだと思います。特に南種子中学には宇宙留学生の子供たちもいるので、留学生を特別扱いしないのかも知れません。自然環境も生活環境も、種子島はまさに恵まれた環境だったのだと思います。
新型コロナの影響もあって、今は陸上クラブには通えていませんが、毎日ひとりでも走るようにしています。


4. 大川さんの子育てとこれからの課題

大川さんの子育て方針というのは、何よりも「自立した大人になれるように育む。」ことだと思います。大川さんからは、子育てにおけるたくさんのご助言を頂きました。「子供扱いしない。」「守るべきルールのない家族になっている。」「子供が問題なのではなく、家族に問題がある。」等々、我々家族が持つ本質的な問題点を気付かせて下さいました。
そして大川さんは、子育てを実践しながら子供に気付きを与えていくのだと思います。私の場合は仕事にかまけて、父親としての関わり方が出来ていなかったことが問題だったと思っています。そして、普段は愛玩動物のように可愛がるのに、たまに恐ろしく怒ることでビビらせるようなことをしていたのも大きな反省点でした。
今も試行錯誤の連続ではありますが、決めたルールを守ってもらい、問題行動が出た時には、体罰ではないペナルティを設けるとともに、子供に問題行動を繰り返さないように話合うようにしています。しぶとく、しぶとく、子供のためにすべきことをし続けることが大事だと思っています。


今後とも引き続きよろしくお願いいたします。